シアリス成分タダラフィルとは

シアリスの主成分タダラフィル

ED治療薬によって異なる有効成分

ED治療薬のシアリスはタダラフィルという物質を主成分としている点が大きな特徴です。ED治療薬として、シアリス以外にバイアグラとレビトラが日本でも認可されていますが、シアリスのタダラフィルに対し、バイアグラはシルデナフィル、レビトラはバルデナフィルと、それぞれ有効成分が異なっています。ただ、すべてPDE-5(5-ホスホジエステラーゼ)という酵素の作用を抑え、勃起が弱まるのを防ぐ働きがある点で同じです。有効成分の違いは、この効果をもたらすまでの過程の差として表れます。

効果の持続時間

タダラフィルがバイアグラとレビトラの主成分と大きく異なるのが、効果が持続する時間です。タダラフィルはブロック状の構造になっており、この構造によって、服用してから体内に吸収されるまでの時間が長くなります。それが、バイアグラとレビトラに比べて非常に長い、シアリスの36時間という持続時間の長さを作っているのです。ただし、吸収されるまでに時間がかかるということは、バイアグラとレビトラに比べて効果が表われるのにも時間がかかるということです。そのため、シアリスを服用する時は、性行為の2~3時間前が適切とされています。

タダラフィルの働き

シアリスの主成分であるタダラフィルには、上記したように、PDE-5という酵素の働きを抑えることで勃起を持続させる作用があります。PDE-5には、cGMPという陰茎の血流に密接なかかわりのある物質を分解し、血流を悪化させる働きがあるとされています。そのせいで、十分な勃起が得られなかったり、勃起しても持続しなかったりといったEDの症状が表れるのです。どのED治療薬にもPDE-5の働きを抑え、勃起を阻害する要因を取り除く作用を持つ成分が含まれており、それが勃起状態を維持するサポートとなっているのです。なお、タダラフィルは、ED治療薬だけでなく、前立腺肥大症の治療薬の成分としても用いられています。

勃起を強制する作用はない

シアリスにはしばしば陰茎を勃起させる作用があると誤解されますが、それは間違いです。タダラフィルには性欲を促進したり、勃起を強制したりする力はありません。PDE-5という勃起を阻害する酵素の働きを抑える効果があるというだけなので、勃起するにはシアリスを服用するだけでなく、性的刺激も必要です。